HILLTOP(ヒルトップ)株式会社

CLOSE
MENU

For actual Manufacturing

部品加工

2020.10.26

アブソリュート指令/インクリメンタル指令とは?

マシニングセンタを動かすためのプログラムをNCプログラムといいます。
NCは「Numerical Control」 の略称で、「数値制御」という意味です。
つまり、NCプログラムは主軸(切削工具)やテーブルの位置を座標(数値)で指示する制御方法です。

NCプログラムの位置指令は(1)アブソリュート指令(絶対値指令)と(2)インクレメンタル指令(増分値指令)の2つの方法があります。

【アブソリュート指令】
アブソリュート指令は起点となる位置(原点と呼ぶ)からの位置決め点を決める(指定する)方式です。
このためアブソリュート指令は「絶対値指令」とも言われます。

一般的な例えで言うと…
魚屋は□□駅より△△m、八百屋は□□駅より○○mというように、
□□駅を起点(原点)にして場所を決める方式が絶対位置方式です。


アブソリュート指令方式は、XYテーブルなどに代表される一般的な機械に使用される指令方式です。
アブソリュート指令はワーク座標(プログラム原点)をゼロ点にした絶対座標を指令するので
切削工具の位置が把握しやすいこと、座標値の指令ミスがあった場合、その座標値のみ修正すればよいことなどが利点です。
ただし、アブソリュート指令はインクレメンタル指令に比べてNCプログラムが長くなることが欠点です。

アブソリュート指令は「G90」です。

【インクレメンタル指令】
現在位置の座標値から移動先の座標値までの移動量を指令する方法で、
移動量をプラス値で指令すればプラス方向へ、マイナス値で指令すればマイナス方向へ動きます。
このため、インクレメンタル指令は「増分値指令」ともいわれます。

一般的な例えで言うと…
□□駅より八百屋に到達した後に、次に魚屋に行くためには、起点を駅にするのではなく八百屋と決める方式です。
つまり八百屋は□□駅より△△m、魚屋は八百屋より○○mというように、
基準となる原点を移動に応じて決める方式です。


インクリメンタル指令方式は、ロールフィーダなど繰り返し一定量の位置決めをする用途や、
アブソリュート指令をするプログラムの中で、起点を変えて同じ動作をサブプログラムとして
繰り返すような場合に便利です。

インクレメンタル指令「G91」です。

プログラムの内容に応じて最適な指令方法を選びたいですね♪

 

Recommended

2020.11.09

【設計者さん必見】まとめ!

2020.11.06

【設計者さん必見】外注先の保有機械、見直してください!

2020.10.30

【設計者さん必見】切削加工とそれ以外の加工の使い分け

2020.10.22

アルミ合金を切削するときのポイントは? ~ 基礎編 ~

2020.10.22

焼きばめホルダって?

2020.10.22

公差の基礎知識~公差等級や寸法公差と幾何公差の違い~

VIEW MORE
ページの先頭へ