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コラム

2020.11.06

【設計者さん必見】外注先の保有機械、見直してください!

前回、切削加工とそれ以外の加工の使い分けについてお話しましたが(前回の記事>>)
さらに重要のなのは、協力メーカさんや外注さんが保有している機械!
これがほんとに重要!

工作機にもさまざまな機械があります。
各加工機ごとに仕上げられる精度の限界や、加工できる範囲が決まってしまいます。
設計者さんはそれらを頭に入れた上で、図面を書く必要があるのです。大変…

また切削加工においてコストがかかるとはどういうことか!
切削加工においてコストとは、”加工時間”です。
加工時間とは、単に部品を機械が削っている時間だけではなく、
ワーク(素材)から仕上がり形状になるまでのトータルを指します。

(事例1)
ある工場では、縦型のマシニングしか所有していなかったとします。
部品の形状を見ると、縦型のみでは仕上がらない加工があった場合、
その工場だけでは、その部品を仕上げることができないわけです。

ならどうするか?
別の工場へ加工を依頼することになります。

もちろん、外注の外注を使って部品を仕上げるわけですから…
人件費や加工コストが増えてしまうのは当然ですよね!

 

(事例2)
縦型と横型の機械を所有している工場があったとします。
2つの機械を使わないと仕上げられない部品形状があった場合、
その工場だけで完結はできるのですが、2つの機械を使う必要があるので、
そこには段取り替えという工数や加工基準を出す工程が出てきます。

仮に5軸機を所有している工場があれば、ワンチャッキングで仕上がる部品が
5軸機を所有しない工場では、これら段取りと加工基準の工程が増えるわけです。

当然、部品単価で考えると、5軸機を使って仕上げた部品代のほうが
やすくなる可能性が高くなります!
(もちろん、5軸加工機はその分機械チャージも高くなるので、必ず安くなるわけではないです)

 

そして加工精度にも差が!!!!
段取り替えをする=1度機械から品物を外し、別の機械にセットし直すわけですから
必ず多少のズレが生じます。
5軸加工機はワンチャックでの加工となるので、その心配はありません。

 

つまり!切削加工が必要な部品の単価を考えた場合は、
部品の大きさや形状、削りやすい材質かどうかも大切なんですが、
それよりも、いかに自分の外注さんの所有している工作機械を把握して、
その機械で加工できる部品形状に構想段階で考えておくことが部品の単価を抑える有効手段となってきます!

ちなみにHILLTOPでは5軸加工機、縦型、横型
各種たくさんの機械を揃えております!

導入機材>>

また、HILLTOPの営業の人間はすべて加工経験者です!
どうすれば低予算で加工できるかなど、ご提案しっかりいたしますので
よければ相談してみてくださいね~♪

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