2020.03.04
材質に悩んだら…アルミの硬さ
様々な種類があるアルミ!種類によって硬さも様々!
◇純アルミ
成分の99%がAlで構成された工業用の純アルミニウム。
アルミの純度が高いだけに、加工性や熱伝導性、電気伝導性には特に優れていますが、
強度が低い為、構造材料には適していないとされます。
◇5000系
成分にMg(マグネシウム)を添加したもので、含有率は0.5~5%と幅が広く、
その比率に応じて性質の幅も広い材料です。
溶接性に優れたアルミ合金で、アルマイト処理で装飾に優れた表面にも仕上げることができます。
◇6000系
成分にMg(マグネシウム)とSi(シリコン)を添加したタイプのアルミ合金で、
強度・耐食性に優れるため、構造材料としても使われるアルミ合金です。
ただし、溶接には弱く、アルミの長所でもあるはずの熱伝導率の関係で、
溶接個所だけでなく周辺部位まで熱による強度低下が起きてしまうため、
ボルトやナット、ビス、リベットなどの機械的な接合が用いられることの多い材料です。
◇7000系
成分にZn(亜鉛)とMg(マグネシウム)を添加したアルミ合金で、
熱処理を行うことで現存するアルミ合金中、最も高い強度を得ることができます。
高い強度を誇るため、新幹線車両用(A7N01)にも使われている。