2020.10.01
NC工作機械って結局何なの?
NC工作機械のNCとはNumerical Controlで数値制御のことで、加工に必要な作業工程を数値情報で指令を出します!
このNC装置を備えた工作機械のことをNC工作機械といいます。
最近の機械はコンピュータ数値制御機能も備えているのでCNC(Computerized NC)工作機械とも呼びます。
一言でNC工作機械といいますが色々あり、NC旋盤やNCフライス盤などから始まり…
ターニングセンターやマシニングセンター、NC研削盤、NCボール盤、NC中ぐり盤、NC歯車加工機、放電加工機やレーザー加工機など、
NC工作機械の分野は多岐に渡ります!
ではどんな特徴があるのか?
▶▶▶▶▶メリット▶▶▶▶▶
1.高い安全性
NC工作機械では、機械が自動的に加工作業を行うため、作業員が機械に巻き込まれる・刃物で怪我をするなどの危険性を
大幅にカットすることができます、。
通常、加工動作部分を堅固なカバーで囲っているため、作業員が機械を直接操作する必要がなくなるため、労働災害の危険性が低くなり、
作業員の安全が確保できます。
2.安定した品質
作業員が手動で加工操作を行う汎用工作機械では、操作ミスや経験不足などで、寸法や面の状態など品質にバラつきが生じるます。
また、たとえ同じ人が同じものを作っても、その度々で品質にバラつきが産まれます。
NC工作機械を用いると、すべて自動のため、操作ミスや熟練度等による仕上がりの差がなくなり、品質を安定させることが可能です。
また、汎用機は最大2軸しか同時に動かすことはできませんが
NC工作機は最大5軸を同時に動かせるため、円弧や曲面、インペラなどなどの複雑な加工も高精度で自動製造できます。
3.量産化やコスト低減
汎用工作機械では、作業員が一つずつ手動で加工を行いますが、NC工作機械では、
切削条件をプログラムで入力するだけで、自動運転となるため、加工工程を短縮できます。
さらに、作業員一人で複数台の加工機を操作・運転できるので、生産性の向上や人件費の削減を図ることができます。
▶▶▶▶▶デメリット▶▶▶▶▶
1.高価な設備投資
NC工作機械は、従来の工作機械に加えてNC制御装置やソフトウェアなどの周辺設備が必要になるため、導入コストが高くなります。
2.プログラム作成が必要
NC工作機械での加工においては、NCプログラムの開発・作成が必要になります。
そのためプログラム知識の習得や加工前の段取り作業が発生するため、汎用工作機械と比べて一つの加工に対して、時間と労力がかかります。
また円弧や曲面などの複雑な加工であればあるほど、プログラムの難易度もあがるため、人材育成には時間を要します。
3.専門知識の必要性
NC工作機械を活用する場合、被加工物を設置する位置、使用する工具の選定などを従業員に周知しなければなりません。
また、加工するためにはティーチング作業といった専門的な知識が必要となり、導入したからすぐ使える!というわけにはなかなか行きません。
上記のようにNC工作機械はたくさんおメリットがある一方でデメリットもあるのが事実。
手動で工具を動かす汎用工作機械と比べて、加工の様子を観察しにくく、材料を切削する時の音も聞こえにくいため
NC工作機械は正確に取り扱わなけれ大量の不良品をつくってしまったり、
あるいは工具や工作機械そのものを壊してしまうような大きな事故につながる可能性もあります。
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