HILLTOP(ヒルトップ)株式会社

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新たなビジネスをつくる。面白いをつくる。
CHALLENGE MAKES THE INNOVATIONの真意とは?

Technology developer

企画開発推進部

井上雄一郎

2012年入社
(新卒)

プログラマー→システム開発・技術開発など。新たな技術を作るプロジェクトを多数実行中。

Business developer

企画開発推進部

塚本無我

2011年入社
(新卒)

プログラマー→システム開発→海外留学(グローバルビレッジ)→新規事業企画など。新たなビジネスモデルを作るプロジェクトを多数実行中。

Q.1

今までどのような仕事に
携わってきたのか(井上)

井上

僕はそもそも文系が多いHILLTOPの中で逆に珍しいドンピシャ機械系のことを学んでいた理系出身で、入社当初はマシニングセンタのオペレーターとして機械の管理とスケジューリングを半年間、研修替わりのような形でやっていました。そこで機械のマネジメントの仕方を勉強して、半年後からプログラマーに配属になって、そこから5年くらいはプログラマーとして仕事をしていました。他にも、新しく導入する機械の立ち上げ、その機械をどう使いたいか、それに合わせたツールや運用ルール、既存のシステムに合わせたカスタマイズなど製造に関わる様々なことを担当させてもらいました。
2019年の4月からは新しくできた企画開発推進部の技術開発として、「加工プログラミングの自動化」を目標にCAD(部品設計)の会社とAIの会社と協力して自分たちで新しいソフトをつくるプロジェクトが仕事のメインになっています。

Q.2

そもそもプログラミングの
自動化をやることになったのはなぜ

井上

そもそもHILLTOPのルーツに繋がる話で、山本鉄工所時代に、副社長のお母さんが手を痛めてるのを見かねた副社長が仕事と関係ない治具をつくったというエピソードからの流れをずっと汲んでいるだけです。人がしんどい思いをせずに、クリエイティブに働くことができるように。そのために単純作業を自動化して人は新しいことを考えましょう!っていう考えです。HILLTOPシステム(注釈 職人技をデータベース化してそれを未経験者でも職人級の金属加工ができる画期的なシステム→職人技をデータベース化してそれを再利用することで、未経験者でも職人級の金属加工ができる画期的なシステム)をさらに発展させる形として今回の話に繋がってます。新人が職人技を参照してものづくりできるなら新人をコンピューターに置き換えてものづくりができるんじゃないかって。多分副社長の頭の中には何十年も前からあったんですよ。それに対して時期が来たというか材料がそろったから必然的に取り組んでる。そのときたまたま僕がそれに一番近い立ち位置にいたからやってるということです。

そうだよね。結構その自動化の流れって変な話で、なんのためにするって人が単純作業から解放されてクリエイティブな仕事をするため。でも実はそうやればやるほど人がやることはルーチンに近くなっていく。自動化やシステム化されてるモノって結構単純で誰でもできるからつまらなくなる。これは自動化の宿命でして…。
はじめは「やったーシステムのおかげで専門知識がなくてもできる!早くできる!」と充実感もあるし効率化されるけど、すぐにつまらなくなる。プログラムって経験ある人しかできないすごくクリエイティブな仕事だったけど、システム化が進むことでクリエイティブじゃなくなってきた。だったらそれ自体も無くしてしまおうっていうのでAIによる自動プログラミング化にとりかかった。

塚本

Q.3

今までどのような仕事に
携わってきたのか(塚本)

入社当時は製造部の現場の中でも「旋盤」と呼ばれるセクションで、入ったときは旋盤を使った加工の発展をさせるメンバーとして入りました。
当初は汎用機を使って1年くらいやった。目的は汎用機を使うことによってNC機でどう再現するかっていうことやったので、コア、シンプルな技術を学ぶことによって応用を考えていくことがミッション。汎用機っていわゆる職人的な世界なので、なかなか標準化とかされにくくて、当時も80人いたけど汎用旋盤使える人は社内で3,4人くらいしかいなかった。そこをどうやって広めるかっていうのが重要で、もう一つの汎用フライスを使える人は60人くらいいた。その差がすごくて。
その次一年がNC機プログラマーと加工オペレーターが分かれてなかったんでプログラムしつつ機械オペレーターもする、どちらもやったかな、一年くらい。
僕完全に文系の極地みたいな経済で経済史とかやってたんで、加工のことやってると結構面白くて、はまっていくじゃないですけど面白い部分に気づいて。
うちの会社って結構標準化データ化が進んでるっていわれて入ったんですけど、旋盤はそこまで進んでなくて他を見てるとその差がよく分かって。一番楽しくやってたのはネジの標準化するみたいな、ネジ加工ってめんどくさくて感覚の世界ばかりだったんで、どうしたら一発で削れるかなとか計算式調べたりとかやってましたね。それ終わって、マシニングセンタのプログラムに配属されて二年。そこからなんでこの今の仕事してるのかが…(笑)
いつからとかはっきりとは言えないんですけど、プログラマーでシミュレーションソフトで加工の最適化をしていて「このままじゃまずいな、どうしたらもっと最適化進むのかな」と考えてるときに、アメリカで勉強する話があって、グローバルビレッジっていうセミナーというか世界各国の代表が集まってみんなでビジネスやリーダーシップを勉強する奴に行くかと言われて。それが昨年の夏行ってたんですけど、その前の冬昨年2月くらいにその話が出てきて。ちょうどそれが最適化をやってた時で、もうそっち(グローバルビレッジ)の準備がすごく忙しくてメインでやって、ずっと英語の勉強をしてて。行って帰ってきましたと、新しい事業の話が出てきていわゆるHILLTOPシステムを外販するモデルを考えようかと。そこからビジネスとかで学生の時の経済に戻ってきた感じで(笑)海外の研修させてもらったり、ビジネスモデルJBMCに協賛してるんですけど、今まであまりなかった加工とか理系じゃない分野にも入らせてもらって。ビジネスの方面での活動が多くなってきた。今は企画開発推進部での事業開発になってHILLTOPシステムの外販モデルづくりを進めてますね。

塚本

井上

グローバルビレッジは貴重な経験ですよね。

よかったよかった!1カ月ニューヨークで語学学校で英語の勉強して、夏の一カ月だったんですけど。40か国くらいの人たちがいる中で日本からは僕一人で、共同生活するんですけど、僕はドイツ人のおっさんと相部屋で(笑)彼もMBA取ろうとしてて。凄い優秀なの、みんな。
昼間は講義があったりコンサルしたり基本全部英語なんですけど、僕の英語力ってその時カスみたいな英語力だったので、めちゃくちゃ苦労しましたね。
会話は分からなかったら聞くしかない、はじめの一週間は辛かったですね。全然わからんし。分からなかったら分かるまで聞くしかない。別に恥ずかしくないし、むしろ日本語教えてとかなんで日本はそんなに残業するんだとか真面目なことずっと聞かれて、お酒飲みながらとか話して。1カ月終わった最後の日とかひとりひとり感想言ってくんですけど、はじめ3~4人言うの決まっててあとは自由に誰か次どうぞみたいな。最後の方ちょっと泣きそうになって、すごい楽しかった。あそこで会った人たちは次絶対全員で会うことないし、すごく貴重な1カ月やったなと。こないだも出張でドイツいったとき相部屋だった人とお酒飲んで、今でも連絡のグループあってずっとメッセージが続いてますね。グローバルビレッジ行ってから考え方がちょっと変わったかな。時間が有限であることを実感したというか。一回あったことって一度きりなんですごく大事なんだなと。

塚本

井上

なるほどー!すごいですね。行く前は?

加工とか楽しかったけど、製造としてのHILLTOPをどうしたらこの先に続けられるのかとか、みんなってスキルアップするのかなとか、楽しく仕事できるのかなとか考えてたんですけど、製造以外の視点ってとれてなかった。取る必要がなかったのかわかんないけど、考えようとはしてたけど二の次みたいな、やっぱり製造部だし製造部をどうやって広げていくか、自分はどうやってスキルアップするかを考えてた。こういう優秀な人たちが世界で色々寝る間も惜しんで勉強して、うかうかできないなって。

塚本

井上

それぞれの国に返っても優秀な人たちばかりですもんね。

エリート中のエリートみたいな人たちなんで。その国でトップになることももちろん頭に入れて頑張ってるんで、日本もうかうかしてられないぞって。でも逆にずっと喋ってたら結構普通の人だし、ぼくらが一緒に働いているHILLTOPの新人とかともそんなに変わらんよなと。じゃあそういう人たちが活躍するフィールドが広ければ広いほど可能性が広がるのかなと。

塚本

井上

逆にその優秀な人たちの中でここは勝てるなーとか負けてないなと思うところは?

日本人けっこうすごいんだなと(笑)。日本って世界中のほとんどの人が知ってるし、日本的な精神性も理解されている。ワールドカップがちょうどやってて、ロッカー・スタジアム片づけたり、まじめにやってくれるから日本の株がどんどん上がって。僕も料理したら食器洗って拭いて片づけるって当然じゃないですか?なかなかできないんですよみんな。世界全部ができるわけじゃないんですよね。普通の子としてたら「おい、すごいな、なんでそれできんの?」って部屋もぐちゃぐちゃになってるし、お皿もまとめてたら、「おい、それどんだけ時間かけてやったの?すげえな」って言われて(笑)
最後に全員の中からその時リーダーシップのセミナーだったんで、これからのリーダーシップはサーバントリーダーっていって引っ張ってくんじゃなくて後ろからフォローして支えるようなリーダーを目指していくと、この全員の中から5人サーバントリーダーを選びましょうと。僕選ばれて、全然英語も喋れないのに。そういうこと考えたり当たり前のことができるってすごいんだなと。時間とかもきっちり守っていくじゃないですか?それが当然。できたらすごいって思われる、あ、すごいのかみたいな。みんな自信持てよって(笑)

塚本

井上

サーバントリーダーに選出された理由は聞いた?

時間厳守、分からない人が居たら一緒に連れて行ったりしてたんで、あいつと一緒にいたら間違わねぇみたいな。あと料理作ったりしてたんで。まぁふつうのことですよね、掃除したり。それで選ばれた。

塚本

Q.4

HILLTOP TECHNOLOGY LABORATORY,INC.
との関わりは

井上

アメリカの部品製造も日本がやるので、アメリカの有名企業の図面とかもある。プログラムの仕事でいうと30%くらいはアメリカの仕事。現地メンバーと連絡取り合いながら。
HILLTOPシステムを外販するのもアメリカの企業もターゲットなんで。

元々はアメリカがメインやったしね。(外販モデル)

塚本

やっぱり正直ぼくらもあっちも興味あるし、やりとりとか写真は見たことあるけど空気感はわかんない。設備差は結構大きいので、不足したところでやってるからどうやったら手伝ってあげられるかなって考えますね。はじめは営業スタッフも少なかったから、展示会の応援も行ったしね。アメリカと日本の関係が外販モデルのモデルケースなんですよね、もっとそれを色んな地域に広げていくとか。

塚本

井上

そうですね。
かっちりこういうプロジェクトって感じより、会話ベース(笑)

Q.5

新しい事業を作る任務を
どう捉えているか?

意外とこういうのって普通の会社だったらこれをやるっていうのがあってプロジェクトチームで招集されていつから~とかだと思うけど、うちは「やるか?」って言われる感じで始まるんですよね(笑)

塚本

井上

かっちりこういうプロジェクトってかんじより、会話ベース(笑)

その前の前とかやった仕事が繋がってる気はしないでもないですけどね。こういうのが得意なんだろ?じゃあこんなんやる?みたいな。「やるか?」て言われたら「やります」ってすぐ言うようにしてますね。こないだアメリカ行ったやつは全然分からなかったけど、いきなり言われたんで(笑)

塚本

井上

あるある (笑)

Q.6

HILLTOPの今後とは?

井上

製造部の全体のこれから先ずっと続く目標を設定してるんですけど、それが昨年の秋くらいに製造部のマネジメントのメンバーと僕らふたりもそこに入って考えた目標なんですけど、けっこうそれが今後のHILLTOP、自分の今後の働き方の中でも軸になるような考え方を作れたかなと思ってるんですけど。「アイデアと技術力でものづくりの先陣を切るプロフェッショナル集団であり続ける」という言葉で、アイデアと技術力がキーポイントで、単純にアイデアだけでもないしただただ技術だけじゃなく、なにをつくるかも自分で考えられるしそれをいかに良いものをつくるかという技術も持ってるし。その2本柱でものづくりの世界を変え続けていく。
時代の先を読んでうまいこと動くとかだけではなく、自分たちの行動によってその先自体をつくるっていう強い意志をもって、この業界自体引っ張っていきつづけられるような、なおかつ自分たちもプロフェッショナルであり続けるっていうのが、そこが仕事内容・ビジネス内容が変わっても、そこの本質は変えたくないなと。

企画開発推進部という部署もつくりましたし、そういう意味では僕たちがやろうとしてるのはアルミ加工である程度のところまできましたしロボットとか装置開発も進んでる。でもやっぱりまだ広がる可能性は探していきたいし、事業開発っていうのは次の柱になるものを見つけるっていうのが考えなんで。企画開発推進部は企業運営に必要なベースが揃ってる、技術開発して採用して広報してデザイナーもいるし、元営業だった人もいて。そういう意味ではすべてができる小さな企業体みたいになってるんで、そうなってくるからには新しい事業を生み出せたら面白いなと思う。新しい働き方を提示できたら。
プログラムって経験ある人しかできないすごくクリエイティブな仕事だったけど、システム化が進むことでクリエイティブじゃなくってきた。宿命ですね、そういう意味でも新しい事業をみつけていくのは。つまらなくしていってるので、陣地がなくなってしまう。事業開発は必然ですね。

塚本

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